●遺伝子技術の革新
1953年、ワトソンとクリックの両博士はDNAの二重らせん構造を解明しました。その後、IT技術の発展にともない遺伝子解析がコンピュータで行われ、2000年6月、ついにヒトゲノム(人間の全遺伝子情報)の解読が完了しました。これにより約30億に及ぷ塩基配列が解明され、人間の遺伝子の数は約35,000個程度であることが判明しました。また、遺伝子と疾病の関係を研究することにより、ハンチントン舞踏病、家族性大腸癌、早期発症性アルツハイマー病などの原因遺伝子の同定が完了し、疾病リスクの発症前診断が可能となりました。将来的には糖尿病や癌などの多くの病気の発症前診断(遺伝子診断)が可能となるだけでなく、遺伝子技術の進展により遺伝子創薬、再生医療、遺伝子治療が可能となる見込みです。また、DNA鑑定は刑事事件だけでなく民事事件でも広く活用されるようになりました。従来、本人確認は血液型判定、指紋照合、そして、歯の治療痕照合などの手法で行われていました。現在はより正確なDNA鑑定に移行しつつあります。
●家族のリスク管理のためのDNA保存
| 財産リスクの管理 |
大切な財産を正当な継承者へ。
(DNA情報を遺言と一緒に保存) |
| 事故リスクの管理 |
幼児誘拐や不慮の事故にあった時の身元確認。 |
| 疾病リスクの管理 |
ご家族、特にお子様やお孫様がより正確な遺伝子診断を受けるために。 |
※ご家族が将来遺伝子診断を受ける場合、父方及び母方双方の遺伝子情報が3世代分あることが理想とされています。これにより、より正確な遺伝子診断の受診が可能となります。
※DNA鑑定は本人の照合サンプル(DNA)が別途保管されていないと行うことができません。これまでDNAを保存する習慣がなかったため、米国ワールドトレードセンターテロ事件においても正確な身元確認(DNA鑑定)を実施できたのはわずかな方のみでした。日本では火葬が一般的になっています。しかし火葬後の遺骨からはDNAの採取はできません。いまこの時がDNAを遺す最後の機会なのです。